2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

素朴な競輪経営論

近年の売上げ減少を悲観して「10年後には競輪はなくなっているかもしれない」というような意見がネット上でしばしば聞かれる。このような競輪の全体の経営が近い将来に立ち行かなくなってしまうという予測には、私は大いに疑問を持っている。単純に考えれば…

控除率25%は儲けるのに絶望的か?

前のエントリで控除率25%だからといって誰でも長期的に回収率が75%に収束するわけではなく、100%を越えることすなわち必勝法が存在する可能性だってあることを書いた。それでは競輪において長期的な回収率が十分100%を越えているような人が実際にいるのだろ…

「大数の法則で回収率は75%になる」?

競輪競馬のような公営競技は控除率が25%であり、誰でも長く続けていれば大数の法則で回収率は75%に収束していく。だから必勝法は存在しない。という話がいろんな所に書いてある。例えば、「大数の法則 控除率」というキーワードでwebを検索すればいっぱい出…

落車数の確率分布

あるレースにおいて落車した選手の数を落車数とする。落車数は0から9の整数をとる確率変数となり、この確率分布を与えるモデルを考える。 2008年の落車数 2008年に実施された32994個レースで、落車が発生したレースは2116個レースでありレース単位の落車率は…