「知への意志」

犯罪を処罰するコストとその社会的利益が見合うようにルールを決めるべきであり、麻薬は禁止しないで市場で流通させ、その価格を管理したほうが効率的だ。

http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/65ab346a03a4a31c52d8cf0925df4289

競輪ではこれはやってるなあと思った。「競り、捲りをブロック」などの故意接触プレイは禁止しないで競走で行わさせ、そのペナルティーを管理している。

故意接触プレイは競輪をおもしろくする要素でもあり、それが犯罪だと言っているわけではないが、野放しにすると混乱を招くという意味で同じだ。

故意接触=失格というナイーブなルールにすると、接触プレイが故意かどうかという微妙でむずかしい判定を行うコストがかかり、そんな判定を受け入れなければならない客は不満がつのり不利益を被る。

現状の、多少の故意接触は軽いペナルティー(重注、走注)ですまし落車が発生したときは重いペナルティー(失格)にする、というルールは、結果責任で失格するのが偶発的になってしまうため不合理であることは否めない。しかし、判定の客観性を十分に確保できるので客にとって受け入れやすい。

ギャンブルスポーツのルールとして、競輪はケイリンより効率的であると思う。