売上の推移
2010年度(4月-3月)の各公営競技の売上は以下のように発表されている。ただし、中央競馬は4月-3月の値が分からなかったので1月-12月の値で代用している。
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(単位:億円) |
年度 |
中央競馬 |
競艇 |
競輪 |
地方競馬 |
オート |
2010 |
24275 |
8434 |
6349 |
3332 |
861 |
1989年からのデータは公営競技の年度売上げの推移(1989-2009) - 競輪雑考で示してあり、これと合わせて売上の推移をプロットする。
また、売上げの前年度に対する増加率を算出してプロットする。
震災の影響もあって、各競技とも落ち込みが大きくなっているのが分かる。
地方4競技の売上げシェア
次に、中央競馬を除いた地方4競技の総売上げに対する各競技の売上げの割合を見てみる。
2004年くらいまでは4競技のシェアに大きな変化はなく一定であった。しかし、その後は競艇がシェアを伸ばし競輪が落ちていく傾向がはっきりして来た。
売上の減少が大きくなる競輪特有の理由として、開催日数の削減がある。手元の集計では仮に震災による開催中止がなかったとしても、2010年は2004年に較べて開催日数は80%以下にまで減っている。開催日数減は、赤字のF開催を減らして収益性を上げる戦略である。
競輪はまだまだ供給過剰の状態なのでシェアの落ち込みはこれからも続くだろう。